大阪市のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が七日、春のアルバイト採用の面接を始めた。定期的な採用活動の一環だが、今年の応募者数は昨年同期の倍の約千八百人。担当者は「開園以来の人数。不況の影響では」と驚いている。
対象は十五歳から五十九歳。入場案内係や店舗の販売員など二十六職種、約千二百人を採用する予定。契約社員や正社員に昇格する例もある。
USJによると、これまでは時給八百—九百円台という給与や立地条件などからアルバイトが集まりにくかったが、昨年秋ごろから応募者が増えてきたという。
倉庫関係の会社で契約社員だった大阪市大正区の男性(36)は「契約が更新されず、昨年から就職活動をしているが難しい。USJは大きな会社で雇用が安定しているので応募した。正社員を目指したい」と話した。