2009年02月07日(土) 20時05分
復活した女王 モーグルのハイル、地元五輪で連覇も視野(産経新聞)
W杯モーグルで、今季開幕から2戦続けて2位に入り、第4戦で優勝したジェニファー・ハイル(カナダ)。左ひざ負傷のリハビリで昨季全休したトリノ五輪の女王は、力強くコースに復帰。地元開催のバンクーバー五輪での連覇が、視野に入ってきた。
「ケガを引きずっていない。以前と同じように、すごい気合」。昨年11月の今季第1戦で元女王の滑りを見て、そう驚きをもらしたのは、昨季W杯総合優勝を果たした上村だ。
負傷時に徹底した下半身強化を行って飛躍した上村と同様、ハイルも離脱期間を終えて滑りがレベルアップした。さらに離脱期間を利用して、女性の権利を守る運動の一環で西アフリカのブルキナファソを訪問。豊かではない同国で、特に厳しい生活を強いられている人々の現実を目の当たりにして、多くを学んできたという。
25歳。負傷を乗り越え、心身ともにさらに成長してきたという言葉がふさわしい。7日の第5戦でも上村の強力なライバルとして立ちはだかりそうだ。(サイプレスマウンテン 堀健二)
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