2009年02月06日(金) 08時11分
政府紙幣、伊吹氏「マリフアナと同じ」津島氏「円天みたい」(読売新聞)
自民党の一部で景気対策として取りざたされている政府紙幣の発行に対し、5日の各派閥の総会で批判が続出した。
伊吹派の伊吹文明・前財務相は、「マリフアナと同じだ」と断じた。「日銀以外に政府が紙幣を供給すれば円の価値が下がり、大変なインフレを招来する。議論するだけでも国益を損なう」と指摘し、「政治家が有権者にマリフアナを吸わせ、いい気分にして票をとろうという意図でやってはいけない」と切り捨てた。
津島派の津島雄二税制調査会長は、疑似通貨「円天」を使ったL&G詐欺事件になぞらえ、「下手をすると『円天』みたいなものを政府がやるという話になる」と語った。高村派の高村正彦・前外相も「中央銀行の一元管理が大切なことは、歴史上人類が学んできた知恵だ」と強調した。
突然、浮上した政府紙幣構想は、派閥領袖が次々に反対の声を上げたことで、このまま沈静化するのだろうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090206-00000010-yom-pol