【ワシントン=矢田俊彦】米労働省が6日発表した1月の雇用統計(季節調整済み)によると、失業率は7・6%と前月から0・4ポイント上昇し、1992年9月(7・6%)以来の高水準となった。
非農業部門の就業者数は前月より59万8000人減少した。74年12月(60万2000人減少)以来の大幅な落ち込みで、雇用者数の減少は13か月連続だ。業種別の就業者数は、住宅市場の冷え込みが続く建設業が11万1000人減少したほか、サービス部門で27万9000人、製造業で20万7000人減るなど軒並み減少した。
2008年の1年間は、戦後最悪の約258万人の雇用が減少したが、今年に入っても、建設機械大手キャタピラーや製薬大手ファイザーなど大手企業が大規模な人員削減を発表しており、雇用の悪化に歯止めがかかっていない。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081209-206556/news/20090206-OYT1T01202.htm