ランの品種では世紀の発見とされるペルー原産の「コバチー」が、神奈川県伊勢原市の洋ラン園「国際園芸」(合田一之社長)で、日本国内で初めて開花した。
花弁は濃い赤紫色で、大きさは約14センチ。東京ドームで今月14〜22日に開催される世界らん展で披露される予定。
コバチーは2002年、ペルー北部の山のがけ地で発見された。1日の寒暖の差が大きく、湿度が高い地域に分布が限られ、環境が変わると枯れやすい。同展の実行委員が昨年11月、ペルー政府公認の農場の協力を得て20株を輸入。日本国内4か所のラン園に分散させて栽培し、国際園芸の5株のうちの1株が、1月30日に開花した。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090206ok09.htm