大阪府は6日、財政再建団体の北海道夕張市に研修のため派遣された若手職員の報告会を開いた。あいさつで橋下徹知事は「夕張市職員に負けない熱い魂で頑張って」と激励した。
府は1月、地方を取り巻く実情を肌で感じてもらおうと、将来の府政を担う20代と30代の男性職員2人を5日間、夕張市に派遣した。
報告会には、府職員や近畿各地の自治体職員ら約330人が参加。橋下知事は冒頭「自治体は覚悟を決めて運営をしないといけない。それとともに、霞が関の仕組みを転覆させるしかない。ぜひ皆さんと共闘したい」とあいさつした。
職員2人は、ボランティアと市の予算がつかなくなった除雪作業をした様子や、「市の再生に向けて取り組む職員を誇りに思う」などの夕張市民の声を紹介。「皆さんと大阪、関西を良くしていきたい。頑張っている人の足を引っ張る(国の)制度は改めないといけない」と訴えた。
(2009年2月6日19時38分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090206-OHT1T00245.htm