鹿児島県阿久根市議会は６日、臨時議会を開き、竹原信一市長（４９）が自らのブログで１５人の市議全員の実名を挙げて不人気投票を行ったことなどを問題として、市長不信任決議を全会一致で可決した。
市長は記者会見で、１０日に議会を解散するとともに、市議選は３月２２日実施の方向で調整を図ることを表明。その上で「何でもかんでも反対する今の議会では何もできない。解散にたどり着くことができて感謝している」と強調した。
市長は、元航空自衛官で市議を一期務めた。昨年８月末の市長選で、市政改革を訴えて元市議ら３人を破り初当選。９月には、経費削減を理由として議員定数を１０減の６にする条例改正案を議会に提出し、反対多数で否決されるなど、市議側との対立を深めていた。
先月１２日付のブログでは「最も辞めてもらいたい議員は？」と見出しを付け、全市議の不人気投票を行った。
決議は市議４人が先月２３日に提出。理由として、不人気投票問題のほか〈１〉市長選告示後もブログの更新を続けたとして公選法違反容疑で告発された〈２〉市の広報誌で市議を誹謗（ひぼう）中傷した〈３〉雇用問題などの対策を示していない—なども挙げた。
（2009年2月6日18時50分 スポーツ報知）
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090206-OHT1T00218.htm