日航グループの国際線運航会社「ジャルウェイズ」に所属するタイ人の女性客室乗務員(27)が、電子機器の使用が禁じられている離陸の際、客室から機外の風景を携帯電話のカメラで撮影したとして、国土交通省は6日、同社を厳重注意した。
全日空グループの米国人機長が昨年末、操縦席からカメラ撮影したことが既に判明。同省は航空法違反(安全阻害行為)に当たることを周知させるため、国内に就航する航空会社計約100社に再発防止を指示した。
ジャルウェイズによると、乗務員は2月3日、ホノルル発成田行きの便で、ホノルル空港を離陸する直前、機内後方の窓から撮影した。乗務員は「携帯電話の使用禁止は理解していたが、航空機がいくつも駐機する空港の様子が非常に美しかった」と話したという。
ジャルウェイズは乗客から指摘を受け、国交省に報告。乗務員を乗務停止にし、懲戒処分を検討している。
(2009年2月6日12時37分 スポーツ報知)
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