2009年02月06日(金) 08時53分
米ニューズ、赤字5800億円=巨額評価損が発生・10−12月期(時事通信)
【ニューヨーク5日時事】米メディア大手ニューズ・コーポレーションが5日発表した2008年10−12月期決算の純損益は、景気悪化に伴う減収に加え、営業権など無形資産の価値低下による巨額評価損を受け、64億1700万ドル(約5800億円)の赤字に転落した。前年同期は8億3200万ドル(約760億円)の黒字だった。
会計基準に基づいて、新聞・情報サービス部門などを中心に総額84億ドルの評価損を計上した。この一時的要因を除いた1株当たり損益は0.12ドルの黒字。
売上高は前年同期比8.4%減の78億7100万ドル。中核事業である映画とテレビに加え、米経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルを発行する新聞・情報サービスや出版部門も大幅減益に終わった。
「メディア王」と称される同社のルパート・マードック会長兼最高経営責任者(CEO)は、厳しい経営環境が当面続くと予想している。
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