2009年02月06日(金) 13時45分
15億円以上の出資集めた女性トレーダーに逮捕状 大阪・泉佐野署(産経新聞)
大阪府泉佐野市の主婦(54)が、株取引などによる高配当をかたり知人らから総額15億円以上の出資金を集め、所在不明になっている問題で、泉佐野署は6日、出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで、主婦の逮捕状をとった。主婦は関西を中心に中国、四国の150人以上から出資を募っていたとみられ、同署は主婦の所在が確認され次第、取り調べて逮捕する方針。
調べでは、主婦は今年1月、大阪府内の知人男性ら3人から、投資目的で計約1600万円を違法に集めた疑いが持たれている。
主婦は10年以上前から知人らの出資金をもとに運用を開始。「先物取引とは異なるオプション取引で利益をあげていく。元本は保証する」などとの触れ込みで出資者を増やしていった。
当初は出資金の額に応じて数カ月に1回は配当金を渡していたが、昨年10月ごろから配当金の支払いが滞るようになり、今年1月26日には自宅から姿を消して行方をくらませている。出資者の中には1億円以上を投資した人もいた。
主婦は配当金を支払えなくなってからも「オバマ大統領が就任すれば相場が動くから大丈夫」などと語り、今年1月までの3カ月間だけでも2〜3億円を集めていたという。
出資した被害者3人は2月3日、実際には運用していない時期にも出資金を集めたなどとして、府警に詐欺罪で告訴するとともに、出資法違反罪で告発していた。
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