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2009年02月06日(金) 12時25分

「漢検協会」立ち入り検査へ、カネの流れなど調査…文科省読売新聞

 財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市下京区、大久保昇理事長)が公益事業では認められない多額の利益を上げるなどしていた問題で、文部科学省は9日午後から同協会に立ち入り検査に入る方針を決めた。

 同協会は、利益を上げることが認められていない検定事業などで過去5年間に約20億円の利益を得ていたほか、南禅寺(同市左京区)近くの住宅地に土地と建物を約6億7000万円で購入していた。

 また、大久保理事長が代表を務める広告会社「メディアボックス」(同市西京区)に、広報費など年2億〜3億円の業務委託費を払い、文科省に報告しなかった。同省は、多額の利益や不動産取引が公益法人としての事業内容に抵触する可能性があるとみており、協会の財務状況や不透明なカネの流れについて調べる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090206-00000027-yom-soci