出雲市が計画している歌舞伎劇場「出雲阿国座」について、西尾理弘市長は4日、凍結を含めて建設計画を再検討する考えを明らかにした。昨年11月の市議会の建設容認を受けて建設を進めていたが、市民に賛否両論があり、西尾市長は4月の市長選で「争点にならないようにしたい」と述べた。
西尾市長は記者会見で「議論が少ないという世論がある。建設することは立ち止まって考えないといけない」と説明。「市議会と協議し、凍結が圧倒的になれば、考えないといけない」と述べた。
市は18、19日に土地造成と建築主体工事の入札を予定しているが、実施するか不透明になった。