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2009年02月05日(木) 07時54分

野党、冒頭から罵倒 「首相は『やるやる詐欺』の常習犯」産経新聞

 衆院予算委員会は4日、麻生太郎首相と全閣僚が出席し基本的質疑を行った。民主党など野党議員7人が質問に立ち、第2次補正予算の成立により、定額給付金という追及の「切り札」を失い、いずれの追及も空回りし、低俗な罵詈雑言(ばりぞうごん)ばかりが目立った。

  ・写真:前原副代表から『やるやるサギ』と言われ答弁する麻生首相

 「首相はやるやる詐欺の常習犯だ。選挙をやると言ってやらない。道路特定財源の一般財源化もやると言ってやらない」

 民主党の前原誠司副代表は冒頭から首相を罵倒(ばとう)した。首相も腹に据えかねたようで「詐欺というのは犯罪だ。これは犯罪ですか」と反論。与野党理事が委員長席に詰めよる騒ぎとなったが、前原氏はますますエスカレート。公益法人に関する質問で首相が「事前通告がなかったので答えようがない」と答えると「そんな答弁するならば家に帰って寝てた方がましだ。税金泥棒だ」と言い放った。

 菅直人代表代行は早期解散を求めたが、首相は「景気対策が国民の最大の関心事であり、選挙ではない」と一蹴(いっしゅう)した。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090205-00000515-san-pol