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2009年02月05日(木) 02時40分

オバマ米政権の影響力に期待=「ポスト京都」交渉で中国時事通信

 【北京4日時事】中国外務省の気候変動交渉特別代表である于慶泰大使は4日までに時事通信のインタビューに応じ、地球温暖化対策の次期国際枠組み(ポスト京都議定書)交渉での「オバマ米新政権の影響力発揮を期待している」と述べ、米国の役割の重要性を強調した。
 米新政権の温暖化問題への対応について、中国政府当局者が見解を示すのは初めて。于大使は「米国との2国間協力を強化したい」とも語り、ポスト京都交渉では、2大国の連携がカギを握る展開も予想される。
 12月の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)では、京都議定書に続く2013年以降の次期枠組みでの合意を目指すが、中国、インドなどの途上国が枠組みに加わり、温室効果ガス削減義務を担うかが注目されている。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090205-00000010-jij-int