記事登録
2009年02月05日(木) 02時35分

<東芝>工場正社員の「副業」容認へ 富士通子会社すでに毎日新聞

 東芝は、半導体や中小型液晶パネルの工場で働く正社員1万6700人を対象に、一時帰休を実施する2〜3月の期間中、アルバイトなどの副業を解禁する検討に入った。減産に伴う勤務時間短縮で減額した賃金を穴埋めできるようにする。富士通の半導体子会社、富士通マイクロエレクトロニクス(FME)も国内3工場の正社員計約5000人の副業を解禁しており、賃下げが長期化すれば副業容認の動きが広がる可能性もある。

 東芝の副業解禁の対象は、半導体工場の約1万3700人と液晶工場の約3000人。就業規則は副業を禁じているが、通常業務に支障を来さない範囲で認めることにした。FMEは勤務時間短縮で賃金を大幅減額する3月末まで認める。

 一方、三菱自動車の水島製作所(岡山県倉敷市)も正社員約3000人の副業を独自に解禁し、1月から40人がアルバイトを始めた。ただ三菱自本社は「事後的に知った。就業規則に反しており、40人以外の新たな副業は認められない」としている。【宇都宮裕一】

【関連ニュース】
半導体:東芝とNEC、事業統合へ交渉
東芝:半導体苦境 西田社長「業界再編も」
東芝:赤字最悪2800億円 非正規4500人削減へ
ソニー・東芝赤字:業績不振、電機にも 輸出産業総崩れ
東芝:営業赤字2000億円超 販売低迷で

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090205-00000011-mai-bus_all