2009年02月05日(木) 02時07分
<企業倒産>負債総額が1月ワースト3 東海3県(毎日新聞)
信用調査会社の東京商工リサーチ名古屋支社は4日、東海3県の1月の企業倒産動向をまとめた。倒産件数は75件(前年同月比14件、15.7%減)、負債総額は667億円(同447億円、202.6%増)だった。倒産件数は昨年4月以来の70件台と少なかったが、負債総額は1月としては02年の2307億円、05年の1466億円に次ぐ過去3番目となった。
負債総額が大幅に増えたのは、分譲不動産販売の東新住建(愛知県稲沢市、総額437億円)の破たんがあったため。10億円以上の倒産は5件(同1件減)で、1社当たり8億9058万円(前年同月比2億4803万円増)だった。
東新住建以外で負債総額が大きかったのは不動産のトップハウス(津市、同76億円)、印刷製本のニチリン(名古屋市、12億円)など。業種別では▽建設業、サービス業各19件▽製造業15件▽小売業10件−−の順だった。
同支店は「政府のセーフティーネット資金の拡充で倒産件数は沈静化したが、今後は自動車を中心とする輸出関連企業の減産の影響で、倒産が続発する懸念がある」と話している。【鈴木泰広】
【関連ニュース】
冨安:「冨の寿」の酒造会社 破産手続き開始
フジチク:関連食肉組合、再生法の適用申請 負債75億円
三貴:「ジュエリーマキ」展開 民事再生法の適用申請
企業倒産:11%増1万5646件…5年ぶり高水準
シントミゴルフ:経営不振で事業停止、債務超過状態
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090205-00000007-mai-bus_all