大麻所持容疑で逮捕された元若麒麟に対し、請求があれば退職金を支給する解雇処分に決定したことで、塩谷立文部科学相から批判された日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は四日、「問題は退職金を払わなきゃいけないということ。解雇の場合は支払わないよう、早急に変えなければいけない」と、規定の見直し作業に入ることを重ねて強調した。
武蔵川理事長によると、現時点では元若麒麟側から退職金にあたる養老金の請求も辞退もないという。
また二日の理事会で自身や理事らに処分がなかったことについて「今になってどうのこうのはできない。今後は二度とこういうことがないよう詰めていく」と、理事会が決めた処分を再考する方針がないことを明らかにした。今後、文部科学省への報告予定もないという。