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2009年02月05日(木) 20時27分

住所漏らした刑務官起訴=行政機関個人情報保護法違反で初−大阪地検時事通信

 受刑者に同僚職員の住所を漏らしたとして、大阪地検は5日、大阪刑務所(堺市)刑務官尾添敏男容疑者(44)を国家公務員法違反(秘密漏示)罪と行政機関個人情報保護法違反罪で起訴した。
 法務省によると、行政機関個人情報保護法違反罪での公判請求は初めて。地検は、昨年11月の元厚生次官宅連続襲撃事件など、公務員に関する情報が悪用された事態を重視したという。
 尾添容疑者から聞き出した住所を基に職員を脅したとして、脅迫罪などで元受刑者の指定暴力団山口組系組員工藤康仁容疑者(35)も起訴した。同刑務所は、職員2人の親族にも脅迫があったとしており、地検は漏えいとの関連を調べる。
 地検によると、両容疑者は起訴事実を認めている。尾添容疑者は「要求を拒み、携帯電話貸与など不適切な処遇をしたのが発覚するのを恐れた」と供述しているという。 

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