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2009年02月05日(木) 00時00分

患者向けにがん情報のHP中国新聞

 広島県は4月、がん患者向けのホームページ(HP)を開設し、県内の患者団体や支援団体の一覧表を掲載する方針を決めた。患者や家族に情報交換の場を提供し、治療や不安を和らげてもらう狙い。県によると、自治体が患者団体のリストをHP上に作るのは全国でも珍しいという。

 県健康福祉局によると、設立目的や活動状況、HPアドレスなど約20項目にわたる申請書を用意し、団体側が公開を認めた項目だけを載せる。支援を装った団体が、患者に健康食品を強引に売り付けたり、宗教に不当に勧誘したりするのを防ぐため、一定の掲載要件を設ける方向で調整している。

 HPではこのほか、がん診療拠点病院の治療成績や患部別の治療方法、セミナーやがんサロンの開催情報などを紹介する予定。近く、掲載を希望する団体を募る。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902050012.html