2009年02月04日(水) 16時49分
パナソニック、1万5千人の削減発表(読売新聞)
パナソニックは4日、デジタル家電の世界的な販売不振などを受けて、2010年3月末までに国内13か所、海外14か所の製造拠点を閉鎖し、正社員を含む1万5000人を削減すると発表した。
これによって、配置転換や人件費削減を含めた電機大手9社の人員削減規模は、6万6000人を超えた。
パナソニックの計画によると、人員削減は国内と海外がほぼ半分ずつとなる。正社員の削減数や具体的な閉鎖拠点は明らかにしていない。同社の生産拠点は国内外で230か所、正社員は30万人。
建設中の工場の稼働時期も延期する。兵庫県尼崎市のプラズマディスプレーパネル工場は当初予定の09年5月から10年1月へ、同県姫路市の液晶パネル工場は10年1月から7月へ、それぞれ先送りする。
パナソニックは同日、09年3月期連結決算の業績予想も下方修正し、税引き後利益が昨年11月時点の300億円の黒字から、3800億円の赤字に転落すると発表した。売上高は7500億円少ない7兆7500億円、本業のもうけを示す営業利益は、2800億円減の600億円となった。
電機大手9社の09年3月期決算は、パナソニックを含む7社が税引き後赤字に転落する見通しだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090204-00000054-yom-bus_all