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2009年02月04日(水) 11時25分

パナソニック、新開発のパネルを搭載し、省エネの「新・ビエラ」3シリーズ13機種nikkei TRENDYnet

 パナソニックは、動画解像度や省エネ性能を高めたデジタルハイビジョンテレビ「新・ビエラ」を2009年3月1日から順次発売する。新開発の「ネオ・プラズマパネル」や新「IPSα液晶パネル」を全モデルに搭載した。フルフラットの薄型モデル「Zシリーズ」3機種、色表現を高めた「Vシリーズ」5機種、普及モデルの「Gシリーズ」5機種の計13機種。価格はオープン。

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 42V型以上のプラズマモデル(9機種)はネオ・プラズマパネルを搭載し、動画解像度を従来の900本から1080本に高めたほか、コントラスト比4万対1(最大200万対1)を実現した。37V以下の液晶モデル(4機種)は、倍速駆動のIPSα液晶パネルで動画解像度を900本とした(Gシリーズ32V型のみ720本)。また、プラズマ、液晶とも、1920×1080ドットのフルHDパネルを採用(Gシリーズ32V型のみ1366×768ドット)。年間消費電力も、プラズマで約40〜48%、液晶で約14〜35%削減した。

 「Zシリーズ」は、デザインを重視した厚さ約1インチ(24.7mm)のフルフラットモデル。チューナー分離型で、別売のワイヤレスユニットと組み合わせることでワイヤレス壁掛けや壁寄せ設置が可能。付属のリモコンもチューナー設置位置を気にせずに使える無線方式を採用した。予想実売価格は、プラズマ54V型が70万円前後、50V型が60万円前後、46V型が55万円前後。4月20日発売。

 「Vシリーズ」は、HDTV色域面積比120%を実現した高色域プラズマパネルを採用。現在のデジタルシネマ上映で使われる色表現領域を満たした。また、より広いエリアに対応した新開発の「バーチャル3Dサラウンドシステム」を搭載。チューナー一体型で約2インチ(51〜55mm)の厚さで、壁寄せ設置も可能。予想実売価格は、プラズマ50V型が40万円前後、46V型が37万円前後、42V型が30万円前後で、3月1日発売。液晶の37V型が22万円前後、32V型が20万円前後で、4月10日発売。

 「Gシリーズ」は、普及価格帯ながら上位シリーズと同じネオ・プラズマパネルとIPSα液晶を搭載した。予想実売価格は、プラズマ50V型が35万円前後、46V型が30万円前後、42V型が25万円前後。液晶の37V型が20万円前後、32V型が14万円前後。3月1日発売。(文/鴨沢浅葱=Infostand)

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