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2009年02月04日(水) 23時11分

橋下知事、高校の定員比率見直し指示スポーツ報知

 大阪府の橋下徹知事は4日の定例記者会見で「頑張らない公立高校や頑張らない私立高校が守られているのはおかしい」と述べ、現在「7対3」にほぼ固定化されている府立高と私立高の生徒受け入れ定員の比率を含め、高校教育の在り方を見直すよう関係部局に指示したことを明らかにした。

 行政が私立高生の保護者に公立との授業料差額分を支給する「教育バウチャー(利用券)制度」については「究極の授業料軽減」と関心を示す一方、「莫大(ばくだい)な予算がいる。何十億、何百億の話なのか数字探りの状況」と述べ、財源の裏付けがなければ実現は困難との見方を示した。

 また府が多額の負担金を支出している国所管の公益法人の改革が急務として「(法人の必要性を訴える)府の職員はマインドコントロールされている。変えようと思ったら負担金を払わないと言うしかない」と話した。

 6日に知事就任1年となることについて「1年よく持った。正直、府民の後押しがなかったら無理だった」と述べた。

(2009年2月4日23時11分  スポーツ報知)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090204-OHT1T00343.htm