岐阜県羽島市の民間産業廃棄物処理場で、昨年10月に見つかった計約685万円の紙幣は持ち主が見つからず、4日までに遺失物法に基づき処理場に返還された。
岐阜羽島署によると、署員が紙幣の左上端の数字をたよりに1万円札が683枚、5000円札が2枚、1000円札が十数枚と確認したが、紙片はいずれも細かく裁断されていた。
処理場が金融機関を通じて紙幣を交換するが、日本銀行の規則により、多くて十数万円程度の額にしかならないとみられる。規則では、紙幣の3分の2以上が残っていれば全額、5分の2以上残っていれば半額が交換できることになっている。
1月末までに県警に2、3件問い合わせがあったが、いずれも持ち主の特定にはつながらなかった。
(2009年2月4日18時58分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090204-OHT1T00276.htm