米調査会社オートデータが3日にまとめた1月の米新車販売台数(暫定値)は前年同月比37%減の約65万7000台となった。約27年ぶりの記録的な低水準となる。前年割れは15か月連続。
トップの米最大手ゼネラル・モーターズ(GM)が49%減の約12万7000台、2位のトヨタ自動車も32%減の11万7000台で、日米大手6社は軒並み大幅減だった。3位フォード・モーターは39%減、クライスラーは55%減だった。
景気後退による個人消費の低迷が鮮明。経営危機に陥っているビッグスリー(自動車大手3社)は大きく落ち込み、業績回復へのきっかけがつかめない状況だ。3社のシェアは約42・5%で過去最低だった。
米政府による緊急融資を受けたGMとクライスラーは、販売低迷による資金流出が深刻化しており、追加支援が必要になるとの見方も強い。
燃費効率の劣る大型車だけでなく、日本勢が得意な小型車も低迷。ホンダも28%減だったが、昨年8月以来、5か月ぶりにクライスラーを上回り、4位となった。(共同)
(2009年2月4日10時18分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090204-OHT1T00172.htm