他人の家のインターホンを鳴らし逃げ去る「ピンポンダッシュ」を深夜に繰り返したとして、京都府警下鴨署は3日、京都府迷惑行為防止条例違反(押し掛け行為)の疑いで京都・左京区のアルバイト店員の少年(18)を書類送検。同署によると、01年3月に施行された同条例がピンポンダッシュで適用されるのは初めて。
調べによると、昨年11月27日の午後11時頃から翌未明までの約3時間で5回、12月1日の午後10時30分からの約1時間で4回の合計9回、同区の中学3年の女子(15)の自宅の呼び鈴を鳴らして逃げた。少女の母親が「不安で仕方ない」と下鴨署に通報、警察の調べで名前が挙がった少年が違反を認めた。少年は少女の中学校の先輩にあたり「『先輩面して』と言われてることを耳に挟み、嫌がらせしてやろうと思った」と話しているという。
ピンポンダッシュでの立件は全国的にも珍しいいとみられるが、適用されたのはつきまとい行為などを禁止する同条例第6条。同署は「生活に不安を及ぼし、悪意の感情がある。被迷惑者の身体の安全、住居の平穏が害される不安を覚えさせる方法を反復して行ったので送検した」としている。
(2009年2月4日06時02分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090204-OHT1T00028.htm