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2009年02月03日(火) 09時50分

セブン&アイHD、そごう心斎橋店売却でJフロントと交渉=関係筋ロイター

 [東京 3日 ロイター] セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>は、そごう心斎橋店を、大丸を傘下に持つJ.フロント リテイリング<3086.T>に売却する方向で交渉していることが明らかになった。関係筋が述べた。
 高額商品や衣料品の販売不振により、百貨店の経営環境は厳しくなっており、大手百貨店間では異例の大型店舗の譲渡となる。
 売却金額は今後詰めることになる。今夏の売却を目指す。大丸は心斎橋に店舗を持っており、地盤である大阪での営業力を一層強化する方針。
 一方、北海道では、西武百貨店の札幌店と旭川店について、専門店やスーパーが入る複合商業施設への業態転換を行う方向で調整している。
 ミレニアムとそごう、西武百貨店は、8月1日付で合併することを決めている。合併に際しては、効率的な経営が求められており、3店舗の整理を決めたとみられる。現在、セブン&アイHDは、傘下に百貨店事業を担うミレニアムリテイリングを持ち、西武百貨店16店舗、そごう12店舗、グループでは計28店舗がある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090203-00000469-reu-bus_all