大麻所持容疑で逮捕された大相撲の
「今の相撲界」「ドーピング検査」などとも書かれており、県警は内容から日本相撲協会が大麻の抜き打ち検査を実施した昨年九月ごろの可能性もあるとみて、経緯やこの時期の吸引の有無について調べを進めている。
県警によると、B5判の大学ノートで、「八百長問題」や「暴行事件」とも書かれていた。
県警は二日、逮捕時に採取した鈴川容疑者の尿の鑑定を開始。大麻以外の違法な薬物を使用していなかったか確認する。
また、同容疑者は県警の調べに、逮捕時の洋服姿を「力士だとばれたくなかった」と供述。逮捕現場の東京・六本木にある音楽CD販売店の事務所は、ヒップホップ音楽関係者が出入りしており、県警は身分を隠して頻繁に訪れたとみている。
逮捕時は黒のTシャツにスエット姿。つばのない帽子をかぶり、まげを隠していた。力士は普段、着物姿での外出が不文律。師匠の尾車親方から「ちゃんとした格好をしろ」とたびたび注意されたと説明している。
県警は逮捕時に事務所で、大麻吸引に使われる「ジョイント」と呼ばれる紙巻きたばこのような吸い殻を押収。鑑定を進めている。