2009年02月02日(月) 01時26分
<北九州市議選>自民、議席減らす 首相のおひざ元でも苦戦(毎日新聞)
北九州市議選(定数61)は1日投開票され、自民は公認18人のうち3人が落選して議席を減らし、民主、共産は公認全員が当選したうえ得票率を前回より伸ばした。民主のてこ入れで新人が現職を破った山形県知事選に続いて、麻生太郎首相のおひざ元でも政権の不人気ぶりが浮き彫りになった。公明は候補全員が当選、社民は1人が落選した。投票率は50.33%で、過去最低だった前回05年の49.35%を上回った。
党派別当選者数は、自民15人(前回16人)▽民主9人(9人)▽公明11人(11人)▽共産10人(10人)▽社民4人(4人)▽ふくおかネットワーク1人(0人)▽無所属11人(14人)。新旧別では現職45人、新人16人、女性は9人が当選した。
党派別の得票率でも自民は22.2%と、前回の22.3%から微減。民主は16.5%(13.3%)、共産も13.8%(13.1%)と高めた。公明は21.2%(21.7%)、社民は4.7%(6.0%)だった。
「ものづくりの街」である同市は世界同時不況の影響が深刻だ。地区の有効求人倍率は07年10月には1.0倍に達したが、昨年12月には0.59倍に下がった。景気・雇用で有効な対策を打ち出せない政府への不満が、自民の不振と民主、共産の伸長につながったとみられる。
当日有権者数は80万1276人だった。【平元英治】
【関連ニュース】
<特集>衆院選 予想される顔ぶれ (1月6日)
<特集>麻生内閣
山形県知事選 吉村氏が初当選 自民支援の現職破る
毎日世論調査:麻生内閣支持2ポイント下落の19%
次期衆院選:麻生首相とのポスター、自民議員が二の足
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090202-00000001-mai-pol