島根大医学部(出雲市)は内視鏡を使った検査や手術を訓練する「内視鏡手術トレーニングセンター」を設置し、1月から本格稼働させた。高度な技術が求められる内視鏡を使う能力を高めて専門医不足の解消につなげる。同様のセンターは島根県内で初めて。
付属病院の一室に、モニター画面付きシミュレーション装置3台を導入した。口などからカメラを入れて胃や腸の止血などをするタイプと、体の一部を切ってカメラを挿入して外科手術するタイプの2種類があり、目や手の動きを訓練できる。
【写真説明】内視鏡の訓練装置について説明する天野祐二部長(左)