住まいの耐震対策を考えるセミナーと相談会が1日、広島市中区の市まちづくり市民交流プラザであった。中高年を中心に約150人が参加、住宅の耐震診断や補強の実例、行政の支援策を学んだ。
広島県内の工務店などでつくるNPO法人「広島耐震マイスター倶楽部(くらぶ)」が主催。小野晃佑理事長は、1995年の阪神大震災で81年以前の旧耐震基準の住宅が倒壊するケースが目立ったことを指摘。「家は人の命と生活を守るもの」と耐震補強の重要性を訴えた。
相談会は、耐震診断資格を持つメンバーが6ブースで実施。参加者は業者選びや制度の利用法を質問していた。
【写真説明】耐震補強の大切さについて話す小野理事長(奥)