世相を映す話題と笑いを盛り込んだ「日本一のほら」を競う奇祭「ほら吹き神事」が3日、福山市新市町の吉備津神社である。地元住民でつくる保存会のメンバーが、1年がかりで考えた自慢のほら話を披露する。
鎌倉時代に始まったとされる節分祭恒例の神事。立春を前に、備後地方一円から集まった人々が、火を囲んで夜通しお国自慢をしたのが起源という。
午後7時から厄払いと祈願があり、年男と年女計約150人が本殿から福もちや豆をまく。ほら吹き神事は境内の特設ステージで8時にスタート。飛び入り参加もできる。地元の新市手打ちそば同好会によるそば600食のもてなしもある。