日本サッカー協会元会長で昨年6月に77歳で死去した、広島市中区出身の長沼健さんをしのぶ会が31日、同市中区のホテルであった。広島県協会などが主催し、出席者約130人が故人の功績を懐かしんだ。
出席者が一人ずつ献花台に花を添えた。長沼さんの映像も流し、2002年日韓ワールドカップ招致への尽力などを紹介。母校の旧広島高師付属中学(現広島大付属高)同窓会の石井泰行会長、実兄の博県協会元副会長らがあいさつした。
長沼さんが監督を務めた1968年メキシコ五輪で、銅メダルを獲得した当時の選手だった小城得達県協会会長は「親分肌。何かあったら教えてくれる懐の深さがあった」と振り返った。
【写真説明】長沼さんをしのび、花を捧げる出席者