2009年02月01日(日) 03時07分
大麻逮捕の若麒麟容疑者、相撲協会は解雇の方針(読売新聞)
大相撲の元幕内力士で十両の若麒麟真一(本名=鈴川真一)容疑者(25)が大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕された事件で日本相撲協会は31日、若麒麟容疑者を解雇する方針を固めた。
若麒麟容疑者は同日、師匠の尾車親方(元大関琴風)を通じて相撲協会に引退届を提出したが、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は「厳しい態度で最終判断を下したい」として受理しなかった。2日に両国国技館で開かれる理事会で処分を決める。
尾車親方によると、31日午前中に接見した弁護士を通じて、若麒麟容疑者から引退の申し出があった。師匠も同意し、午後に武蔵川理事長に引退届を提出したが、扱いは理事会まで保留となった。尾車親方は「協会に籍を置いておくだけでも土俵が汚れる。一日も早い方がいいと思った」と説明し、自らの処分については、「すべて理事会にお任せする」と語った。
同親方が弁護士から聞いた話によると、若麒麟容疑者は「大変申し訳ない。バカなことをした。親方に迷惑をかけた」などと話しているという。
親方は「情けない。こんな形で、彼の引退届を出すとは夢にも思わなかった」と涙を流した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090201-00000005-yom-spo