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2009年02月01日(日) 01時44分

鍵かけて逃走か 千葉の酒店経営者殺害産経新聞

 千葉県船橋市咲が丘の酒店で1月30日夜、経営者の秋本敏男さん(65)が首から血を流して死亡していた事件で、店は正面シャッター以外に出入り口はなく、遺体発見時に施錠されていたことが31日、分かった。県警は営業中に客を装った何者かが店内で秋本さんを殺害したと断定、同日、船橋東署に捜査本部を設置し、2日に遺体を司法解剖する。

 県警では、犯人が犯行発覚を遅らせるなどの目的で鍵をかけて逃走したとの見方を強め、店の合鍵の数など確認を急いでいる。

 調べでは、秋本さんは首や手などに複数の刺し傷や切り傷があった。現場で凶器は見つかっておらず、窓にも出入りした形跡はないという。ズボンのポケットには1万数千円が残っていた。殺害されたのは接客した29日午後4時半ごろ以降と分かった。

 秋本さんは白井市神々廻(ししば)の自宅で妻の節子さん(56)と2人暮らし。節子さんは28日から泊まりがけで県外の長女宅に出掛け、自宅に電話しても誰も出ないのを不審に思い、合鍵でシャッターを開けて遺体を見つけた。

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