静岡県と浜松市などの第3セクター「天竜浜名湖鉄道(天浜線)」の沿線で31日、線路と道路を走れるデュアル・モード・ビークル(DMV)の実験走行が始まった。
三ヶ日駅を出発し、7.8キロ離れた西気賀駅付近まで線路を走った。その後、車輪をタイヤに切り替えて一般道路で三ヶ日駅まで戻るルートを4往復した。
DMVは大量輸送には向かないが、運行コストや車両価格が安く、赤字を抱える天浜線には魅力。観光に利用する狙いもある。
車両は線路で多少揺れる程度で、浜松市北区引佐町金指の主婦沖野ひろえさん(57)は「乗り換えが大変な高齢者には便利。両親も乗せてあげたい」と話していた。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090128-945707/news/20090131-OYT1T01084.htm