矢内理絵子女流名人(女王、29)に清水市代女流王将(40)が挑戦する「アルゼ杯第35期女流名人位戦」5番勝負の第2局が1日、千葉・野田市の関根名人記念館で午前9時から行われ、17時52分、170手までで清水が勝ち、通算成績を1勝1敗のタイに戻した。
清水は相矢倉となった序盤から主導権を握り、終盤の矢内の猛攻をしのぐと、一気に矢内玉を寄せ切った。終盤に猛攻を見せた矢内は駒損が響き、清水の冷静な受けに屈した。
第3局は18日に東京・将棋会館で行われる。
矢内「序盤からひどくなり、不本意というか思ったような展開にならなかった。終盤、勝負になったように見えても、駒損がひどかったので全体を通して厳しかった」
清水「難しい展開でした。後手番だったけど、主導権を握れたので、まずまずかと思った」
主催:報知新聞社、日本将棋連盟、野田市
後援:関根金次郎支部
特別協賛:アルゼ(株)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090131-OHT1T00265.htm