インターネット検索大手グーグルが提供する検索サービスが1月31日深夜、世界中で一時、正しく働かなくなった。グーグル社内の設定ミスと判明し、サービスは一時間弱で正常に戻った。検索サービスが事実上停止するのは珍しいという。
グーグルは2月1日に「単純な人的ミスが原因。大変なご迷惑をおかけしたことをおわびしたい」と公式ブログで陳謝した。検索市場でグーグルは米国で6割、日本でも3割のシェアがあり、多数の利用者に影響があったとみられる。
グーグルによると、不具合は日本時間31日午後11時半から、1日午前零時25分ごろまで発生。グーグルでサイトを検索しようとすると、すべて「コンピューターに損害を与える可能性があります」との表示が出て、検索結果として示されたサイトに接続できなかった。
悪質なサイトを判定して警告する機能に設定ミスがあり、アドレスに「/」の記号を含むサイトがすべて有害と判断された。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090201-OHT1T00181.htm