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2009年02月01日(日) 14時04分

米空母キティホーク退役スポーツ報知

 米海軍広報室によると、神奈川県の米海軍横須賀基地に昨年まで配備されていた通常型空母キティホークの退役式が31日、米西海岸ワシントン州ブレマートンで行われ、約半世紀の活動歴に幕を閉じた。これにより米海軍は保有空母全11隻が原子力駆動となる新たな体制に移行する。

 キティホークは昨年5月、約10年に及ぶ横須賀での任務を原子力空母ジョージ・ワシントンに譲り、ハワイなどに立ち寄った後、米本土に帰還していた。式典にはかつての乗員ら約2000人が出席。退役後も当面は解体されず、緊急時の再就役に備え、同州の海軍基地にとどまるという。

 キティホークは1961年に就役しベトナム、ソマリア、アフガニスタン、イラクなどでの戦争や紛争に参加。横須賀には98年8月、インディペンデンス後継の3代目空母として配備された。イラク空爆のためペルシャ湾岸に出撃した際、海上自衛隊がアフガンでのテロとの戦いのために支援している燃料の転用を受けたとの疑惑が浮上した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090201-OHT1T00153.htm