新広島市民球場(南区)のオープンに向けて、赤ヘルの応援団が新たな応援スタイルづくりに乗りだした。1日、広島県内外のメンバーが広島市に集まり、アイデアを出し合った。トランペットやジェット風船など、プロ野球界で独創的な応援の流儀を生んできたカープファンも、新球場とともに新たな一歩を踏み出す。
新球場に対応した応援を検討しているのは、28団体でつくる全国広島東洋カープ私設応援団連盟。この日、中区の市青少年センターで中国地方と近畿の9人が意見交換のため初めて集まった。
まず挙がったのは、扇子のように折りたためる赤い厚紙ボードの導入。試作品を手に「スタンドを赤く染めたい」「広島の『H』を描けないか」と話し合った。赤い小旗を応援団が観客に貸し出すアイデアも出た。
【写真説明】試作品を手に、新球場での応援スタイルを話し合う新藤邦憲会長(左から2人目)たち=1日、広島市中区(撮影・天畠智則)