記事登録
2009年02月01日(日) 23時00分

パナソニック、純損失3500億円に=構造改革前倒しで−09年3月期時事通信

 パナソニックの2009年3月期の連結業績予想で、純損益が3500億円程度の赤字に陥ることが1日、分かった。純損失は6期ぶりで、赤字額は02年3月期の約4300億円に次ぐ規模となる。
 同社は昨年11月、世界同時不況に伴うデジタル家電や電子部品などの販売低迷を受けて、09年3月期の純損益予想を300億円の黒字と、黒字額を当初見通しのほぼ10%まで下方修正した。
 しかし、国内外の生産拠点の統廃合など構造改革を加速させることで、当初計画を上回る特別損失を計上するため、純損益が赤字に転落する見込み。また、保有株式の評価損を計上することから、損失額が膨らむ。本業のもうけを示す営業損益は黒字を確保する見通しだ。 

【関連ニュース】
三洋株の売却益、1050億円=通期決算への計上は未定
6期ぶり純損失転落へ=アジア3工場閉鎖で
国際特許出願、中国企業が初の首位=国別で日本2位-08年
2月に京都でITガバナンス・セキュリティー専門家会議〔BW〕
パナソニック電工IS、事業譲渡の契約締結=ソフト開発のエムネスから2月に

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090201-00000078-jij-bus_all