2009年02月01日(日) 22時36分
<滑落>活動中の救助隊員も 遭難男性不明 北海道・積丹岳(毎日新聞)
1日午後1時ごろ、北海道積丹町の積丹岳(1255メートル)で、道警山岳救助隊5人が遭難男性(38)を発見・救助して下山していた際、男性と救助隊3人の計4人が雪山の斜面を滑落。救助隊員は全員が自力で斜面を上ったが、男性は行方不明になった。男性の捜索は同5時すぎに打ち切られ、2日朝から再び捜索する。
余市署によると、男性は札幌市豊平区平岸1の5、会社員、藤原隆一さん。1月31日にスノーボードをするため知人2人と山頂付近まで上ったが、行方不明になり、救助隊員や地元消防署員らが捜索していた。
救助隊は1日正午ごろ、雪穴に簡易テントを張ってビバークしていた藤原さんを発見。無線で町役場の現地遭難対策本部に無事を知らせた後、ともに下山を始めた。滑落は山頂付近から9合目に向かう途中で起きたとみられる。発見時の藤原さんは寒さのため衰弱した様子だったという。
現場付近は当時、吹雪で風速約30メートルの強風が吹いていた。【坂井友子】
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