2009年02月01日(日) 21時08分
土佐、引退レースの東京マラソンへ好走 丸亀ハーフマラソン(産経新聞)
香川・丸亀国際ハーフマラソン(1日、発着=香川県立丸亀競技場)レースに出場するのは、途中棄権した北京五輪女子マラソン以来。「久しぶりにしんどい思いをしました」。言葉とは裏腹に、土佐の顔には笑みが広がった。
昨年末、東京から松山市に引っ越し。「ひと区切り」と位置づける3月の東京マラソンに向け、夫の村井啓一さんが作成するメニューに沿って練習を積んでいる。前日は、大阪国際女子マラソンを制したばかりの渋井陽子がスピード練習の先導役を買って出てくれた。仲のいい同僚の活躍も刺激になっている。
この日のレースは、粘りを信条とする土佐らしい走り。最初の5キロを16分30秒で入りながらも、15キロからの5キロも17分2秒と崩れなかった。1時間10分58秒の走破タイムは、事前の設定を2分以上も上回るものだ。
それでも本人は「もうちょっと走り込まないと、あと半分持たないと思った」と苦笑い。節目のレースまで2カ月足らず。夫婦二人三脚で、北京でたどり着けなかったゴールを目指す。(細井伸彦)
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