2009年02月01日(日) 20時10分
<米政権>厚生長官指名のダシュル氏に納税漏れ1150万円(毎日新聞)
【ワシントン小松健一】オバマ米政権の厚生長官に指名されているダシュル前民主党上院院内総務に、05〜07年の3年間で12万8000ドル(約1150万円)の納税漏れのあることが31日分かった。米主要メディアが報じた。同氏は既に修正申告を行い、延滞利息など1万2000ドルを加えて納付した。上院財政委員会は2日にこの問題を審議するが、指名承認にも影響しそうだ。
AP通信などが入手した上院財政委の資料によると、ダシュル氏は3年間にわたり運転手付きの車を支持者から提供されていたことを申告していなかったほか、8万3000ドル以上のコンサルタント料も未申告だった。
ダシュル氏はホワイトハウスに新設された医療制度改革局長も兼務し、オバマ政権が公約する医療保険制度の抜本改革の陣頭指揮にあたる予定。1月26日に就任したガイトナー財務長官も社会保障税などの納税漏れによって指名承認が遅れた。
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