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2009年02月01日(日) 19時42分

<別府大分マラソン>「10分切れず、物足りない」世界代表毎日新聞

 第58回別府大分毎日マラソン大会(1日)

 終盤まで外国人選手に独走はさせず、小林と林が自己記録を更新し、初挑戦の秋葉もマラソンの適性を感じさせた。各選手の地力から考えれば、まずまずのレースだった。

 しかし、追い風を受けた終盤もペースが上がらず、2時間10分を誰も切れなかったことは、世界選手権の代表選考会としては物足りない。日本陸上競技連盟長距離・ロード特別対策委員会の木内敏夫委員長代行は「これでは世界で戦えない。高い評価はできない」と厳しい見方を示した。

 代表は5枠で、昨年12月の福岡国際2位で日本人トップの入船敏(カネボウ)が内定済み。3月1日のびわ湖毎日、同22日の東京の日本人トップも自動内定する。内定者以外の2枠は、この3大会の上位者、別府大分毎日の小林、4月までの海外マラソンの上位者らの比較で決まる。最終的な判断は3月の日本陸連理事会などで下される。【石井朗生】

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