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2009年02月01日(日) 00時01分

「引退こんな形で」 尾車親方、涙の記者会見中国新聞

 若麒麟の引退届提出を決断した師匠の尾車親方(元大関琴風)は、ハンカチで涙をぬぐいながら心境を吐露した。

 —決断の理由は。

 「本人から申し出があり、出させてもらった。師匠として同じ考えだ。協会にこれ以上籍を置いておくと土俵が汚れると思った。残念だ」

 —自身への処分は。

 「わたしのことに関しては、理事会にすべてを任せる」

 —本人に言うことは。

 「一言でいうなら、ばか野郎だ。情けない。こんな形で彼の引退届を出すとは夢にも思ってなかった。ただ、よく決断したとも思う。まだここで何か言うようでは、この男もおしまいだから」

 —昨年の検査から疑いがもたれていたが。

 「おまえのことはそういう目で見ている人もいるから、規則正しく生活しろと言っていた。あれだけ話し合ったのに、こんなことになって本当に申し訳ない」

 —弁護士を通じて本人からの伝言は。

 「せっかく親方に預かってもらったのに、迷惑をかけた。こんなに騒がせたのは、自分がばかなんです、と言っていた」

 —退職金の請求は。

 「わたしのお金じゃないので、それはまた本人と話し合って決めたい」

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902010135.html