2009年02月01日(日) 19時02分
「第3極ありえぬ」中川氏、再編に慎重姿勢…森氏を意識?(読売新聞)
自民党の中川秀直・元幹事長は1日、持論である政界再編について、「(現行の衆院選挙制度は)小選挙区制度だから第3極はありえないし、長続きしない。2大政党になっていくのが当然だ。数合わせのための再編とか、選挙に生き残るための新党で今の危機は乗り越えられない」と述べ、一転して慎重な姿勢を示した。
広島県東広島市内で記者団に語った。
中川氏が所属する町村派の森元首相らは、自民、民主両党を巻き込んだ新党作りに意欲を示す中川氏に対し、「政局狙いで、派閥の代表にふさわしくない」として、代表世話人から外す構えを見せている。このため、中川氏は、森氏らとの対立を避けるため、再編論議を当面、封印する姿勢を示したと見られる。
これに先立ち、中川氏はテレビ朝日の番組で「派内の多くの人たちは、(中川氏、町村信孝・前官房長官、谷川秀善参院議員による)3人代表世話人体制のままでいてほしいという思いでいる。私はそれに従う」と述べ、中川氏を外して「町村会長」へ移行を探る動きをけん制した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090201-00000033-yom-pol