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2009年02月01日(日) 18時53分

普天間移設、地元と協議=計画修正は「困難」−中曽根外相時事通信

 中曽根弘文外相は1日、沖縄県の仲井真弘多知事と同県庁内で会談した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)への移設について、仲井真氏は「施設は可能な限り沖合に寄せるなど、地元の意向や環境に十分配慮する必要がある」と述べ、沖合移動を改めて要求。外相は「いろいろな課題があるが、皆さんと協議しながら取り組みたい」と答えた。
 外相は会談後の記者会見で、「米軍抑止力を維持しつつ、県民の負担を確実に軽減することがわたしの職責」と強調した。しかし、計画修正については「現在の政府案は、さまざまな観点から最も適切な形で決定した。合理的な理由なくして変更は困難だ」と否定的な考えを示した。 

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