2009年02月01日(日) 17時25分
「渡り容認政令の改廃も」公明党幹事長(産経新聞)
公明党の北側一雄幹事長は1日、NHKの討論番組に出演し、天下りした国家公務員が再就職を繰り返す「渡り」の斡旋(あつせん)について、「首相が認めないと明確に公の場で言っているので、問題は解決している。ただ、政令を修正するということも十分ある」と述べ、3年間の制度の移行期間中は例外的に渡り斡旋を容認する政令の改廃を求める考えを示した。
同番組では、民主党の鳩山由紀夫幹事長も「政令自体が法律に違反しているから、取り消しますということにすればいい。そう言わないことが疑心暗鬼を生む」と指摘した。
これに対し、自民党の細田博之幹事長は「首相が衆院本会議で、明確に渡りは止めようといっているから、この問題はこれで終わりだ」として、政令の修正に否定的な考えを崩さなかった。
首相は1月29日の衆院代表質問答弁で、渡りについて、申請があっても「認める考えはない」と明言。公明党の太田昭宏代表も同30日の記者会見で「今のところは首相発言を了としたい」との認識を示していた。
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