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2009年02月01日(日) 17時37分

「他人の吸引で大麻興味」 若麒麟容疑者が供述中国新聞

 大相撲の十両力士、若麒麟真一わかきりん・しんいち(本名・鈴川真一すずかわ・しんいち)容疑者(25)の大麻所持容疑事件で、若麒麟容疑者が神奈川県警の調べに対し「ヒップホップが好きで、三年前から(逮捕された東京・六本木の)事務所に出入りしていたら大麻を吸っている人がいて興味を持った」と供述していることが一日、分かった。

 県警は、逮捕現場の音楽CD販売店の事務所に出入りしていた人物の特定や吸引実態について詳しく調べている。

 同容疑者は吸引方法についてこれまでの調べに「葉巻の中身をくりぬき、中身の葉を大麻と混ぜて葉巻に戻して吸っていた」と説明。県警幹部は「葉巻を大麻と同じように肺に吸い込むことは通常あり得ない」としており、県警は供述は不自然とみている。

 県警によると、音楽CD販売店は、ネットや東京・渋谷の店でヒップホップ音楽を主に扱っている。六本木の事務所には音楽関係者が出入りすることが多かったという。

 県警は一日、大麻取締法違反容疑で若麒麟容疑者を送検した。送検時はまげ頭に黒い上着姿で、県警の車の後部座席で顔を伏せていた。県警は同日、同じ容疑で逮捕した友人でミュージシャン平野力ひらの・つとむ容疑者(30)と、別の人物への大麻譲渡容疑で逮捕したCD販売店社員の川中嶋達樹かわなかじま・たつき容疑者(21)も送検した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902010258.html