広島ガス（広島市南区）と福山ガス（福山市）は29日、原料費調整制度に基づき、４—６月の都市ガス料金の値下げを発表した。原料の液化天然ガス（ＬＮＧ）などの価格が下落し、上昇傾向の続いた都市ガス料金も値下がりに転じた。
広ガスは月使用量24立方メートルの標準家庭で、１—３月より月額906円（13.2％）下がる。原料費調整制度による値下げは２年ぶりで、下げ幅は過去最大。料金は月額6877円が5971円になる。
福山ガスは月使用量26立方メートルの標準家庭で47円（0.8％）値下げする。月額6082円が6035円になる。
一方、中国電力は同日、燃料費調整制度に基づき、４月の家庭用電気料金を１—３月と同額に据え置くと発表した。月使用量300キロワット時の標準家庭で月額7436円。